1年目 第一段階教育プログラム
基礎プログラム
研究活動を行うために必要な各能力の成長を促す取り組み 90分×22回
研究活動を行うための必要な能力を伸ばす必修講義
基盤となる自然科学を学ぼう!
生物学概論、数学概論、地学概論、物理学概論、化学概論
自然科学の研究活動を実施していく際の基盤となる自然科学に関する講義を行います。それぞれの講義の担当教員はその分野の専門家であり、体系的に組まれた講義を受講することで、これからの研究活動の土台となる科学的知識や技能を習得することができます。

国際コミュニケーション力を高めよう!
科学英語を体験しよう
グローバルな科学者になるためには、国際コミュニケーション力が不可欠です。そこで、外国人研究者による英語の講義を実施しています。この講義では、読む・書く・聞くに加え、話すに重点を置き対話や議論を通して、豊かな国際コミュケーション力や協調性を養います。

研究基礎力を身につけよう!
研究とは何か考えてみよう
科学調査とはどのような活動なのか体験してみよう
科学者の責任について考えてみよう
研究活動を実際に進めるためには、様々な能力が必要になります。ここでは研究基礎力として、研究の意義や役割を考えたり、複雑な事象から問題を見抜く演習、他者とディスカッション、全体での分析や発表を通して、課題発見力や発想力、議論する力、そして表現力の向上を図ります。

応用プログラム
先端的科学研究の紹介・解説 90分×15回程度
多様な科学分野の最先端研究を学び、科学的探究心を深める選択講義
健康・医療系
医療や薬学についての最新のトピックを中心に、講義を受けたり、実験を行ったりします。環境中の細菌やウイルスについての研究や、体内の分子メカニズムや神経系について専門的な講義を受講できます。

- ・コレラ
- ・オン
- ・オキナワ
- ・結核菌から学ぶ免疫防御の分子メカニズム
海洋科学系
海洋や海洋地質、海底資源などに関する科学的研究について知ることができます。まわりを海に囲まれた地域の特性を活かし海の資源をよりよく活用しようという研究を体験することができます。

- ・クラスレートハイドレートの結晶成長観察実験
- ・海中で使えるスマートフォンを目指した海中通信技術
亜熱帯生物系
亜熱帯と島嶼環境というユニークな特性を活かして、生物多様性の解明および活用にむけた先端研究を学ぶことができます。豊かな環境を守りながら行う生物学的研究について講義、野外調査、室内実験などを体験できます。

- ・琉球列島の動物の研究
- ・森林の生物多様性を増強する施業管理
島嶼産業系
ごみ問題やエネルギー問題など世界が抱える様々な課題を科学の力で解決しようとする研究活動を知ることができます。実験や観察を通して、未来の社会をより豊かにするための研究活動を体験することができます。

- ・家畜(牛・豚)を使ったフィールド科学実験
- ・材料科学から見た水素とリサイクル
応用プログラムでは、様々な科学分野の研究内容を紹介する講義を実施しています。
受講生は、興味関心のある講義を受講することができます。
座学だけなく、実験や観察、野外調査など科学者の研究活動を体験することができます。
なお、応用プログラムの講義内容については、実施年度によって異なる場合があります。
2年目 第二段階教育プログラム
研究プログラム
第二段階教育プログラムでは、興味関心のある分野の研究室に配属され、研究室の一員として、大学の機材や設備を十分に活用した研究活動を行います。
担当教員が責任をもって指導を行い、大学院生が研究活動を継続的にサポートにあたります。
また、国内外の学会や科学コンテスト等に参加し、研究成果の発表を行うなどの取り組みを実施します。
健康・医療系
- ・緑茶のポリフェノールの類似体の化学合成
- ・電力消費量データから見る住まいの節電
- ・筋電信号を用いたコントローラーの開発

海洋科学系
- ・サンドの産卵時期は人為的に変えられるか
- ・ナマコの密度と周辺底生生物相の関係
- ・中城湾における枝状サンゴの白化状態

亜熱帯生物系
- ・ミミズによる沖縄の土壌への影響
- ・本部半島で捕獲したサソリモドキの種同定
- ・外来爬虫類グリーンあのーるの捕獲研究

島嶼産業系
- ・沖縄での肉用ヤギの放牧を目指して
- ・オオシロアリタケの培養化の検討
